Instagramのリール用に縦型動画を撮ったものの、ホームページのメインビジュアルに使える横素材がない。
反対に、横長で撮った映像を縦に切り抜いたら、表情や手元が画面から外れてしまった。
こうした困りごとは、編集よりも撮影前の設計で減らせます。
大切なのは、すべてを一つの映像から切り出そうとせず、共通で使える場面と縦横を撮り分ける場面を先に決めることです。
先に決めるのは、カメラの向きではなく使う場所
撮影前に、映像を載せる場所を一枚の表に書き出します。
InstagramのリールやYouTubeショートは縦型、ホームページのヘッダーや会社紹介動画は横型というように、用途ごとに必要な向きを整理します。
Metaはリール広告のクリエイティブについて、9:16の縦型と、文字や人物などの中心要素をセーフゾーンに収めることを案内しています。
YouTubeも、2024年10月15日以降にアップロードした正方形または縦長で3分以内の動画をショートとして分類すると案内しています。
投稿先の仕様は変わることがあるため、撮影の直前にも公式情報を確認します。
公開場所、画面比率、尺、音声の有無、必要な納品本数まで決めると、現場で迷いにくくなります。
1回の撮影で残したい素材
人の表情や会話など、ブランドの核になる場面は縦と横の両方で撮ります。
インタビューは横型を基準にしつつ、短い回答だけ縦型でもう一度話してもらうと、SNSで不自然な切り抜きになりません。
手元、道具、商品、視線の動きは、縦型で寄って撮るとショート動画に使いやすくなります。
職場の広さ、スタッフ同士の距離感、店内の空気は、横型で余白を残すとホームページや会社紹介に展開できます。
同じ場面を機械的に二度撮るのではなく、縦では一人の動き、横では人と空間の関係を見せます。
撮影本数を増やすことより、見る人がその場所や人をどう感じるかを基準に切り替えるほうが、素材の役割がはっきりします。
月1回の撮影でSNS動画を回す方法も、撮影日を組み立てる参考になります。
横素材を縦に切るだけでは足りない理由
横型の中央に人物を置けば、縦にも切り抜ける場面はあります。
ただし、二人の会話、横方向の動き、手元と表情を同時に見せる場面は、縦にすると情報が欠けやすくなります。
字幕やアプリの操作ボタンが顔や商品に重なることもあります。
縦型の完成画面を想定し、表情、手元、字幕を置く余白まで確認しながら撮る必要があります。
インタビューでは視線の先に少し余白をつくり、寄りすぎない構図も一本残します。
W3Cは、字幕を音声情報と同期したテキストとして案内し、会話と意味のある音を伝える役割があると説明しています。
無音で見る人と音を聞きにくい人の両方を想定し、字幕の内容と置き場所を編集前から考えます。
撮影当日に迷わない進め方
撮影リストには、場面名に加えて、掲載先と縦横の区分を入れます。
各場面に縦、横、両方のいずれかを書き、優先する向きから撮影します。
人物が動き出す前と止まった後を数秒ずつ残すと、ホームページのループ映像やSNSのテンポ調整に使えます。
声を使う場面では、映像と同時に収録音も確認します。
場所を移動する前に、ピント、表情、写り込み、縦横の撮り漏れをその場で見返します。
ファイル名は、場面、用途、縦横、テイク番号の順に揃えると、編集担当が変わっても探しやすくなります。
出演者には、ホームページ、SNS、広告など、使う場所と期間を伝えて許可を取ります。
名札、顧客情報、パソコン画面、書類など、公開できない情報が映っていないかも確認します。
素材を使い切るための納品設計
完成動画と再編集できる短い素材を用途別に整理すると、次の投稿やページ更新へつなげやすくなります。
SNS用は縦型の短尺、ホームページ用は横型の短いループ、会社紹介用は音声付きというように、同じ撮影日から出口を分けます。
音楽を入れた完成版とは別に、権利処理した音源を差し替えられる状態や、音楽なしのマスターを保管します。
公開前には、出演許可、著作権、個人情報、機密情報、字幕の誤字を人の目で最終確認します。
縦横の色味や言葉がずれると別の会社に見えるため、SNSとホームページの印象を揃える手順も合わせて整えます。
Buddy Movieでは、福岡を中心に、撮影一本で終わらせず、SNS、ホームページ、LPまで使う場所から逆算して動画を設計しています。
人の表情や仕事中の空気を軸に、縦と横で役割を変えながら、同じ世界観へ揃えます。
撮影内容を相談したい方は、サービス内容をご覧ください。
よくある質問
スマートフォンとカメラを同時に回せば十分ですか。
同時収録だけで解決するとは限りません。
縦では人物の動き、横では空間との関係というように、画面ごとの見せ方を決めてから配置します。
すべての場面を縦横で撮る必要がありますか。
必要ありません。
インタビューや代表的な仕事風景は両方で残し、細部は縦、空間は横と分けると撮影時間を抑えられます。
先に作るべきなのはSNS動画とホームページ動画のどちらですか。
いま最も見てほしい相手と、その人が最初に触れる場所で決めます。
採用ならSNSから採用ページへ、店舗ならSNSからサービスページや予約導線へつなぐ順番まで設計します。


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